派遣とバイトそれぞれの違い

現在、会社やお店などで働いている人で、いわゆるパートやバイト、派遣など非正規雇用の割合は年々増えています。年齢では、中高年、特に65歳以上の占める割合が増えているようです。バイトや派遣という雇用は一般的になっているようですが、それぞれの特徴やメリットはご存じでしょうか。

派遣とは、派遣会社と雇用契約を結び、そこから派遣された先の会社などで仕事をするもので、雇用主は派遣会社であり、給与もここから支払われます。派遣社員は、即戦力として求められる場合が多いので、一般的には時給も高めといわれています。
しかし、未経験でもOKな仕事の場合は、経験がなくても働くことが可能です。

また、派遣の仕事は期間が決まっており、時期が来たら、契約や仕事を更新する必要があります。派遣会社では、福利厚生サービスを受けられることが多く、健康保険は雇用主(派遣会社)の保険組合、年金は厚生年金になります。
そして何かトラブルがあったり、辞めたい場合、派遣会社に相談したり、派遣会社を通じて伝えることができることもメリットですね。

一方でパートやバイトは、勤務先に雇用されて仕事をするもので、直接雇用になります。派遣の「有期雇用」と違い、一般的に契約更新を続ける限りはずっと働く形になります。
また、即戦力としてよりも、そこで仕事を覚えていく「育てる」ことも視野に入っています。バイトで昇給の機会がある場合もあります。
バイトの場合は、直接雇用ですが、社会保険でなく国民保険や国民年金加入となる場合も多いです。バイトは、自分で退職しない限り、基本的に働き続けることができ、長く馴染んだ環境で働けて、仲間との親睦も深めやすいというメリットがあります。

いずれにしても、自分に合った働き方を選ぶことが大切ですね。